高接着性トリアジン系樹脂を活用する熱可塑性炭素繊維複合材料(CFRTP)の創製
体系的番号 |
JPMJTM20AN |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJTM20AN |
研究代表者 |
大石 好行 岩手大学, 理工学部, 教授
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研究期間 (年度) |
2020 – 2021
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概要 | 軽量かつ高強度を有する「炭素繊維複合材料」は、近年では自動車分野などで期待が高まっている。しかし、現在普及している熱硬化性樹脂を用いる複合材料では、成形設備や成形時間に起因するコスト高が課題となっている。一方、短時間成形やリサイクル性に優れる熱可塑性樹脂複合材料においては、炭素繊維との含浸性や接着性に劣るために強度が低下し、産業素材としての採用が進んでいない。そこで本研究開発では、岩手大学のシーズである機能性トリアジン系樹脂の精密合成に基づいて、炭素繊維との接着性に優れる「トリアジン系熱可塑性樹脂」を開発して複合材料を試作し、強度や成形性を既存材料と比較評価してその優位性を検証する。
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