体系的番号 |
JPMJTR20T6 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJTR20T6 |
研究責任者 |
鈴木 大介 信州大学, 学術研究院繊維学系, 准教授
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研究期間 (年度) |
2020 – 2022
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概要 | 高い生体安全性を有し、製造時の環境負荷も低い水系ラテックスを活用した機能性コーティングが注目されている。しかし、水系ラテックスからなるフィルムは、力学強度が非常に低いことが課題であり、有機溶剤系からの素材代替が進んでいない。申請者は、ラテックス粒子の表面と内部構造に着目した検討を実施してきた結果、添加剤を含まず、また後処理を行わずとも、強靭なフィルムが形成する事を見出した。そこで本課題では、上述の微粒子に様々な構造や修飾を導入し、水系ラテックスフィルムの最大強靭化を達成する。これにより、天然ゴムを超える機械強度を実現するとともに、低環境負荷・高生体親和性を併せ持つ水系合成ラテックスを実現する。
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