体系的番号 |
JPMJTR20UF |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJTR20UF |
研究責任者 |
徳本 勇人 大阪府立大学, 大学院理学系研究科, 講師
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研究期間 (年度) |
2020 – 2022
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概要 | 植物の細胞培養や水耕栽培では、無機塩類を供給する。多様な無機塩類が溶解した養液の体積は大きく、循環送液のエネルギー消費がコストを逼迫するため、養液量を最小化する技術革新が望まれる。そこで、粒子がナノ化すると同一質量で大きな界面積を有し、高い反応性と凝集性を得ることに着目した。低溶解性の無機塩ナノ粒子を植物細胞に暴露すると、粒子が表面に局在し、溶解したミネラルが細胞に高吸収されることから、粒子の溶解速度の制御で細胞の吸収量が増加することを見出した。従って、無機塩類を微細粒子化して徐放性を最適化すると、養液の最小化が達成できる。本課題は、無機塩ナノ粒子を用途拡大するためのメカニズム解析を取り扱う。
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