細胞内直接構造解析のための次世代型高感度固体NMR装置の開発
体系的番号 |
JPMJTR204D |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJTR204D |
企業責任者 |
株式会社JEOL RESONANCE
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研究責任者 |
松木 陽 大阪大学, 蛋白質研究所, 准教授
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研究期間 (年度) |
2020 – 2024
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概要 | 生体分子の原子分解能立体構造情報をもとに生命科学のみならず合理的創薬にも貢献する構造生物学で、近年最大の挑戦は着目する生体分子(例えば膜蛋白質)の原子分解能構造を直接細胞内で解析できるかにあるが、X線結晶回折法、クライオ電子顕微鏡法では不可能に近く、核磁気共鳴(NMR)法でも低感度のために非常に難しかった。本課題では、NMRの高感度化(増感)技術である動的核分極(DNP)法を発展させ、細胞内の特定部位のNMR信号を選択的に増感する手法を確立する。これに基づいて細胞全域からくる巨大な背景信号を抑え、細胞内の着目する分子だけを高コントラストに観察する次世代型高感度固体NMR装置を開発する。
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