体系的番号 |
JPMJRX20JC |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJRX20JC |
研究代表者 |
島 圭介 横浜国立大学, 大学院工学研究院, 准教授
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研究期間 (年度) |
2020
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概要 | 本調査の目的は、ヘルスケア関連技術の開発と実用化を推進するための方法として、効果的なリビングラボのあり方を検討することにある。具体的には、(1)高齢者の転倒防止技術について対話を行うリビングラボの設立と運営を通じて、多様なステークホルダーによる相互理解の方法を探ると共に、(2)ヘルスケアに関わるリビングラボの先行事例の調査と分析を通じて、それぞれの関係者が協調しあうメカニズムの解明を目指す。この企画調査において我々が扱うのは、(1)ウェアラブル機器を用いたヒト機能評価技術、(2)ヒト機能拡張・支援技術、(3)住環境改善技術という高齢者の転倒予防・防止に関わる3つの技術である。高齢者を含む多様な人々が共存する社会の実現には、多様な利害関係や意見、感情を踏まえた調整の仕組みが必要になる。こうした背景を踏まえ、上記3つの技術をどのように発展させ、組み合わせることが、社会にとって望ましいのかを本調査では探求する。
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研究領域 | 科学技術の倫理的・法制度的・社会的課題(ELSI)への包括的実践研究開発プログラム |