体系的番号 |
JPMJTR204H |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJTR204H |
企業責任者 |
株式会社デンソー
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研究責任者 |
河原 敏男 中部大学, 生命健康科学部 臨床工学科, 教授
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研究期間 (年度) |
2020 – 2021
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概要 | 新型コロナウイルスの世界的蔓延により多数の死亡者が出、社会・経済活動が停止した。日常生活でのマスク、環境消毒が習慣化されたが、これら日用品が品薄となり社会不安をもたらした。消毒用エタノールは不足し、塩素系消毒剤は安定性、安全性に関し問題がある。微細藻類コッコミクサKJ株の大量培養と用途を研究する中で、抽出した成分にエンベロープ有無に関わらずノロウイルスも含めた殺ウイルス効果を発見し、成分がガラクト脂質と特定した。この天然由来で環境にも人にも優しい殺ウイルス物質は社会変容の中で革新的な消毒剤になると確信する。本研究では作用機序解明とガラクト脂質大量抽出技術の確立と消毒液を試作し有効性を実証する。
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