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樹脂用高熱伝導フィラーの開発を目指した球状窒化ホウ素粒子の合成および微細組織制御

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 産学共同(育成型)

体系的番号 JPMJTR20TL
DOI https://doi.org/10.52926/JPMJTR20TL
研究責任者 楠瀬 尚史  香川大学, 創造工学部, 教授
研究期間 (年度) 2020 – 2022
概要近年、5Gの到来とともに電子機器の高速化や小型化が進み、機器からの発熱が大きな問題となっている。そこで、放熱性能を改善するために、樹脂に窒化ホウ素(BN)粒子を添加した高熱伝導樹脂の開発が急がれている。しかしながら、BNはグラファイトと同様の結晶異方性を有しているため、一般的に市販されているBN粒子は板状粒子であり、面内方向は高い熱伝導性を示すが、板厚方向は著しく低熱伝導である。そのため樹脂製造工程で板状BN粒子が配向し、樹脂の厚さ方向の熱伝導が十分に改善されないという問題があった。本研究では、化学反応を駆使して形状異方性のない球状BN粒子を合成するとともに、等方的に高熱伝導を示す樹脂の開発を行う。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2020-12-16   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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