体系的番号 |
JPMJMI20E6 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJMI20E6 |
研究代表者 |
林 潤一郎 九州大学, 先導物質化学研究所, 教授
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研究期間 (年度) |
2020 – 2024 (予定)
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概要 | 組成が一定しないバイオマス資源を合成ガスに収斂し、これを原料として化学品を合成するシステムの実現が期待されているが、合成ガス収率が低いこと(エネルギー基準で<80%)やタールの残留などがボトルネックになっている。本研究は、ガス化反応を一つの発熱反応と二つの吸熱反応に反応器レベルで切り分け、発熱反応に由来する熱を吸熱反応を化学エネルギーに再生する仕組み、そして、炭化物表面・内部で高いモビリティを持つカリウムを高活性の相間移動型熱触媒としてリサイクル利用する仕組みを組み込んだ新規な反応システムによってエ ネルギー基準の合成ガス収率が95%以上である熱化学再生型ガス化プロセスの概念を、ベンチスケール試験、プロセスシミュレーション等によって実証する。外部CO2を主ガス化剤として最大限COに再生する究極のカーボンネガティブ炭素循環型ガス化にも挑戦する。
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研究領域 | 地球規模課題である低炭素社会の実現「「ゲームチェンジングテクノロジー」による低炭素社会の実現」 |