概要 | 本研究は、ICT技術を用いて社会的接触サーベイによる接触の異質性の捕捉とヒト移動パターンの定量化を数理モデル化することにより、それをCOVID-19のモデリング研究に基づく流行対策の策定に役立てることを目的とする。
日本側は時系列モデルに強く、特に感染リスクの従属性を加味した流行動態のリアルタイムでの捕捉に関する豊富な研究経験および社会実装経験を有する。タイ側は空間モデルに秀でており、地理的情報システムの活用や空間ICT技術を活用したマラリアなどの感染症流行制御において優れた実績を誇る。
互いの技術的専門性を埋め合いつつ、時間軸と空間軸の両方を加味した接触パターンを捕捉することで、定量的数理モデルを用いたCOVID-19の流行対策の最適化を図ることを最終目標に据える。
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