高信頼かつ頑健な分散型AIアルゴリズムの開発と応用(TRURL)
体系的番号 |
JPMJSC20C6 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJSC20C6 |
研究代表者 |
湯川 正裕 慶應義塾大学, 理工学部, 准教授
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研究期間 (年度) |
2021 – 2024
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概要 | 本研究は、異種のデバイスが同時アクセスする環境での使用が見込まれるIoT向け未来型無線通信を想定し、サイバー攻撃や盗聴などに頑健で高信頼な分散型AIアルゴリズムの開発と応用を目指す。分散型システムの形態を取ることで、従来の中央集権型システムが抱えていた単一障害点の問題を解消するだけでなく、特定ノード損失への耐性、信頼性区間による統計的保証、個人情報の非共有など、多くの利点を生み出すことが可能となり、高信頼性を実現できる。既存の分散型アルゴリズムは単純な通信モデルを仮定しており、例えば代表的な(確率的)勾配法は小型データパッケージに対して多数の反復を要する。このため、通信効率の低下や消費電力の増加が生じ実用化を阻む大きな障壁になっている。本研究では、無線通信、適応信号処理、最適化、統計の専門家の知を結集し、専用に最適化された通信プロトコルと一体化した分散型AIアルゴリズムを構築する。
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研究領域 | レジリエント、安全、セキュアな社会のためのICT |