デジタルプラットフォームを活用したルーメン微生物フローラと草地管理の最適化による牛肉バリューチェーン創出プロジェクト
体系的番号 |
JPMJSA2106 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJSA2106 |
研究代表者 |
大蔵 聡 名古屋大学, 大学院生命農学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2021 – 2026
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概要 | 本研究は、競争力のある牛肉生産に国を挙げて取り組んでいるコロンビアを対象に、乾季のある熱帯地域の畜産後進国における牛肉の生産性向上と持続性を目的として、畜産サステナビリティ(自然環境、農家事情、経済)別に課題解決につながるデジタル基盤上の地域バリューチェーンの創出を目指す。具体的には、小規模農家でも利用可能なデジタルプラットフォームを用いて、既存のウシ防疫管理番号を基にライフイベントを記録する基盤と、熱帯牛の消化管内フローラ遺伝資源の評価利用技術、牧草地の最適管理システムを開発し、統合型トレーサビリティー基盤の構築と検証を行う。これにより、民間屠畜場を中心とする地域コミュニティーに属する畜産農家の生産性の底上げと、輸出に適した牛肉の質を担保するデジタル認証を提供する。将来的には、生産地域の特色を生かした肉牛生産構造の最適化を支援するスマート畜産地域モデルの普及実装を目指す。
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研究領域 | 生物資源 |