沿岸でのレジリエント社会構築のための新しい持続性システム
体系的番号 |
JPMJSA2110 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJSA2110 |
研究代表者 |
森 信人 京都大学, 防災研究所, 教授
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研究期間 (年度) |
2021 – 2026
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概要 | 本研究は、インドネシア沿岸保全を対象に、最新の科学技術に基づいたモニタリング網の整備、災害解析技術や防災減災手法の技術開発および移転を行い、沿岸地域の防御機能向上を図るとともに、防災、環境、経済の調和の取れた沿岸域を実現することを目指す。目的の実現に向けて4つのサブ課題、(1)波浪、砂浜およびマングローブ林のモニタリング技術の開発、(2)波浪、津波および洪水に対するマルチハザード評価手法の構築、(3)マングローブ・砂浜などのグリーンインフラ※1による減災機能の評価とグレーインフラ※2を組み合わせた最適な減災機能の定量化、(4)グリーンインフラを維持するための環境教育やエコツーリズムの確立、背後地域の避難計画策定および防災教育の体系化などを進める。これらの成果に基づき、自然順応的な沿岸防御技術に対する統合プラットフォームを構築し、インドネシア沿岸部のマルチハザードに対する軽減手法の体系化と社会実装を目指す。
※1 グリーンインフラ(Green Infrastructure)自然が持つ機能を活用したインフラ
※2 グレーインフラ(Gray Infrastructure)人工構造物で構成されるインフラ
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研究領域 | 防災 |