海からやってくる人獣共通感染ウイルスのヒトへの侵入に備えた診断デバイス開発
体系的番号 |
JPMJTM20NY |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJTM20NY |
研究代表者 |
猪島 康雄 岐阜大学, 応用生物科学部, 教授
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研究期間 (年度) |
2021
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概要 | 近年新たに出現した感染症の多くは、新型コロナウイルスを含め動物に由来する。地球温暖化で生息域がヒトに近づいた海棲哺乳類から新たな感染症が侵入するリスクは、いまだ手つかずの脅威である。しかし、海棲哺乳類の病原体に対する各種検査技術は欠落し実態把握できない。本研究は、コロナ禍を教訓に、海から新たに出現する感染症に事前に備え、検査技術を確立、診断デバイスを開発することを目的とする。具体的には、人獣共通感染アザラシポックスウイルスをモデルに、抗体検査に必要なウイルス抗原を合成、陽性コントロール血清をウサギで作成、確立する検査系の特異性を確認後、誰でもどこでも利用可能な血清診断デバイスを開発する。
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