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病理診断における組織標本作成に特化した超音波発生機器の研究開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) トライアウト トライアウトタイプ(標準)

体系的番号 JPMJTM20N7
DOI https://doi.org/10.52926/JPMJTM20N7

研究代表者

八田 秀樹  富山大学, 医薬系技術部(病理診断学), 技術長

研究期間 (年度) 2021
概要術中迅速病理診断とは、外科手術中に腫瘍の良悪や癌の取り残しがないかを顕微鏡的に調べる方法である。通常、凍結標本からHE染色を行い診断にあたるが、補助的に免疫組織化学の併用が求められることがある。しかしながら、通常法では1時間以上要するため、時間的に困難である。そこで本研究では、超音波の撹拌・浸透効果を活用し、免疫組織化学の時間短縮法の開発を試みる。免疫組織化学は抗原抗体反応を用いた手法であり、超音波は抗原に対する抗体の結合性を促進する可能性がある。外科手術中に更なる詳細な病理報告を提供できれば、縮小手術や短期間での退院に繋がることからコロナ禍で逼迫する医療現場の負担軽減の一助になると考えられる。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2021-07-12   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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