体系的番号 |
JPMJTM20J6 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJTM20J6 |
研究代表者 |
西野 浩史 北海道大学, 電子科学研究所, 助教
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研究期間 (年度) |
2021
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概要 | ゴキブリは世界中にあまねく分布する衛生害虫で、ウイルスや細菌の媒介、食品混入、アレルギー誘発が大きな問題となっている。ゴキブリの集合フェロモンが糞中に含まれていることは半世紀前に示され、環境低負荷型誘因剤としての利用が期待されたが、現在でも主要成分の特定には至っていない。申請者らは糞の匂いに特異的に応答する神経を生理学的に特定し、これが2種の匂い成分のブレンドを処理することをつきとめた。本研究では、糞中の揮発性分画や既存の匂い物質に対するフェロモン受容神経の応答解析と候補物質の化学分析・行動アッセイを双方向的に進めることで、フェロモン成分の構造決定を行うことを目標とする。
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