-70℃レベルでの医薬品輸送に向けた蒸発溶液の検討
体系的番号 |
JPMJTM20L9 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJTM20L9 |
研究代表者 |
廣瀬 裕二 千葉大学, 大学院工学研究院, 助教
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研究期間 (年度) |
2021
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概要 | 電力等を用いず,スタンドアロンで冷熱が得られるケミカルヒートポンプにおいて,蒸発器内の水溶液の成分を変えることで-15℃程度の冷熱を安定して生成できることを先に実証している.また,水溶性高分子を加えることで水溶液の凝固を抑制し,安定した水蒸気圧が得られることも確認している.さらに-70℃程度の冷熱が得られれば,ワクチン等医薬品の安定した極低温での保管輸送に大きな役割を果たすことが期待される.本研究ではケミカルヒートポンプ等の蒸発溶液として,凝固点が著しく低くなる組成の不凍液(エチレングリコール水溶液)に様々な物質を添加した際の凝固点,蒸気圧および粘性測定を行い,極低温域での冷熱生成を目指す.
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