人獣共通感染症克服に向けての短鎖ペプチド抗原を用いた画期的養豚検査製品の開発
体系的番号 |
JPMJTM20MT |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJTM20MT |
研究代表者 |
松井 英則 北里大学, 大村智記念研究所, 講師
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研究期間 (年度) |
2021
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概要 | 世界で最初に患者の胃からヘリコバクター・スイス(スイス菌)の分離・培養に成功した。ゲノム解析からスイス菌に特異的な外膜蛋白質(HsvAと命名)を発見し、HsvAを構成する短鎖ペプチドを利用した抗体検査法と抗ペプチド抗体を利用した抗原検査法を開発した(特許出願中)。スイス菌はブタからヒトへ感染する。各国の養豚の感染率は50%以上であり、一般人の感染率は先進国では2%前後で、発展途上国では6%以上である。スイス菌感染は、胃疾患とともにパーキンソン病の発症と重症化に関わっている。当該研究において、世界初の養豚の血液・尿(抗体検査)や便(抗原検査)を検体としたスイス菌感染の検査製品を開発する。
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