体系的番号 |
JPMJTM20R0 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJTM20R0 |
研究代表者 |
井上 博文 岡山大学, 大学病院病理診断科/病理部ゲノム医療総合検査室, 臨床検査技師
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研究期間 (年度) |
2021
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概要 | 本研究は病理学免疫染色検査で用いる抗原抗体反応を利用しCOVID-19を含めた病原体抗原を検出する高感度迅速臨床検査機器の開発を目的とする。機器を実現するシーズ技術は、本グループがシーズ技術を保有するテラヘルツ波ケミカル顕微鏡(TCM)である。これまでに抗原抗体反応を利用したTCM計測で液状検体わずか30 µL中の肺腺癌細胞の定量検出に成功した。本研究でウイルススパイク蛋白抗原を用いた数µL中に含まれる抗原の十分以内の迅速検出を実証することで、検査時間が長く、一定量の検体量が必要である現行法(PCR法、抗原、抗体検査法)を凌駕する機器を実現する。結果、来院者の全数検査などが可能となり、感染拡大防止に大きく貢献する。
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