体系的番号 |
JPMJTM20R9 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJTM20R9 |
研究代表者 |
石田 敦彦 広島大学, 大学院統合生命科学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2021
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概要 | ポストコロナにおいては、通常医療に支障を来した結果、高齢がん患者の急増が懸念される。申請者らが発見したCaMキナーゼホスファターゼ(CaMKP)は最近、がん細胞の遊走・浸潤を制御する鍵酵素として注目されつつある。申請者らが既に見いだしている本酵素の阻害剤は細胞毒性も低いので、副作用の少ないがん転移阻害剤になることが期待できる。CaMKP特異的基質の開発に利用した“アフィニティータグ法”を応用し、この阻害剤を元に、より特異性の高いCaMKP阻害剤を創製できれば、がんの転移・浸潤を効果的に抑制して、がんと共生するような新しいタイプの制がん剤の可能性を提示することができるかもしれない。
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