低温域でも作動する不可逆サーモクロミズム発光フィルムの開発
体系的番号 |
JPMJTM20PM |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJTM20PM |
研究代表者 |
田中 一生 京都大学, 大学院工学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2021
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概要 | 所定の温度に達すると色が変化し、そのままの色が固定されるフィルムは不可逆サーモラベルと呼ばれ、その材料が置かれた環境の最高到達温度の履歴を計測できる。極低温で使用可能なラベルがあればワクチンや生体試料の輸送において、熱がかからなかったことを保証する技術開発につながる。一方、既存の材料は液晶の相転移を利用しており、室温以上での使用が想定されており、特に0℃以下で使用可能なものはほとんど無い。本研究では、高感度かつ微小領域でも使用可能な発光性不可逆サーモラベルの開発を行う。発光色素の構造を調節し、mRNAワクチンの失活が始まる-70℃をチェックできる材料開発を行う。
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