体系的番号 |
JPMJTM20ST |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJTM20ST |
研究代表者 |
甲斐 久博 九州保健福祉大学, 薬学部薬学科 衛生薬学講座, 准教授
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研究期間 (年度) |
2021
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概要 | 本提案は、生薬の全代謝成分の網羅的な解析(NMRメタボロミクス)で薬効を予測できる技術シーズの実用化試験である。生薬の主成分定量による量的評価では薬効の予測が困難であるが、NMRメタボロミクスは薬効に寄与する全成分の官能基(部分構造)を特定できるので、質的評価への転換が実現する。この転換により、既存生薬の未知薬効(新型コロナウイルス感染症予防・治療も含む)の発掘、それに伴う生薬栽培・加工産業の拡大などのイノベーションインパクトが期待できる。現段階以上の解析精度(的中率)を目標に、芍薬の既知薬効(血小板凝集抑制)および未知薬効(抗インフルエンザ活性)の予測を行い、実現可能性を判断する。
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