概要 | 大気圧非平衡プラズマを非加熱殺菌技術として用いることで、熱殺菌に比べ殺菌時のコショウの有用成分減少を抑制できることを明らかとしている。本研究では香辛料の風味、特に香気・辛味成分を保持し、風味価値が高く、風味設計にも役立つ高品質で既存製品との差別化がなされた香辛料を連続大量生産可能とする技術の実現を目指す。食品衛生法が定める「耐熱性総菌数(胞子数)1g当たり1,000個以下」の殺菌基準を満たし、数値化が困難な風味については参加企業による官能検査で既存品に比べ高いスコアを得る香辛料の実現のため、新規プラズマ殺菌装置の開発、ならびに同装置を用いた殺菌条件を検討し装置運用に必要な知見を集積する。
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