色素染色による廃棄物建材等の石綿迅速可視化・リモート検査法の開発
体系的番号 |
JPMJTM20SC |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJTM20SC |
研究代表者 |
田端 正明 佐賀大学, 理工学部, 客員研究員
|
研究期間 (年度) |
2021
|
概要 | 建物の解体・改修、災害時又は家庭廃棄物として多量の石綿建材が依然排出されている。2020年には建物の解体に石綿事前検査が義務づけられたが、現行の公定法は多大な時間とコストがかかり、事前検査の普及を妨げている。申請者らは建材を破砕せずに表面を色素染色することで石綿を迅速に簡単に検出する方法を確立した。原理は石綿と建材の色素吸着能の違いと石綿が持つ偏光・屈折特性である。本申請では、この方法を基に、廃棄建材中の石綿検査を現場から送られる画像により遠隔解析できる新システムの構築に向けた開発を実施する。簡単で迅速、密を避ける安全な石綿遠隔検査システムは石綿廃棄物の安全な処理と持続可能な社会に貢献する。
|