体系的番号 |
JPMJTR21TA |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJTR21TA |
研究責任者 |
ウー ラダー 国立研究開発法人物質・材料研究機構, 構造材料研究拠点 超耐熱材料グループ, 主任研究員
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研究期間 (年度) |
2021
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概要 | 人類がウイルス感染を乗り越えて社会活動を続けるためには、ワクチンの早急な対応が求められる。最速で開発できるmRNAワクチンは、低温運搬、保存が必要であり、-70℃のコールドチェーンが話題であるが、今後の新規ウイルスに対してコールドチェーンの整備は国家的な緊急案件である。特に集中保管場所から接種会場への輸送や現地での保管方法は課題である。本研究開発の目的は、-70℃での物流・保管という超低温コールドチェーンに対応する断熱・軽量・堅牢性に優れた断熱材を早期実用化できるように研究開発することである。申請者の独自技術エアロゲルの商業生産技術が開発されればファイザーワクチン等の保冷ボックスの断熱材は全て置き換わることが期待される。電源を使用せずドライアイスによる自然冷媒を使ってコロナ・ワクチンを安定的に長期超低温貯蔵するコールドチェーン技術を検証する。
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