多様な分野での実装を志向した生分解性ガスバリア材の開発
体系的番号 |
JPMJTM20SQ |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJTM20SQ |
研究代表者 |
衣本 太郎 大分大学, 理工学部, 准教授
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研究期間 (年度) |
2021
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概要 | 竹を原料として、高耐熱、高結晶性で生分解性のセルロースナノファイバー(CNF)の独自工程を確立し、CNF成形体が、窒素と酸素を通さないガスバリア性を有することを見出した。成形体は無毒で比強度が高い特長もあり、生分解性ガスバリア材として、with/postコロナ社会での脱プラスチックの実現に向けて、多様な用途が期待できる。そこで本研究では、CNF成形体を製造して気体透過度試験を実施し、透過度を想定分野の判断基準値と比較して、真に実装できる用途を見極め、パートナー企業を獲得して社会実装を加速する。また、竹は生物多様性と生活環境の悪化要因で、本研究成果は環境問題の解決と持続可能社会の実現にも繋がる。
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