分子レベルの評価に基づく抗炎症性乳酸菌選抜法の開発
体系的番号 |
JPMJTM20JS |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJTM20JS |
研究代表者 |
島津 朋之 宮城大学, 食産業学群, 助教
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研究期間 (年度) |
2021
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概要 | 本提案では、申請者が発見した作用機序に基づく乳酸菌のTreg誘導機構により、抗炎症性乳酸菌を迅速かつ高濃度で選抜・分離する手法を開発する。具体的には乳酸菌と宿主受容体分子に着目した迅速なスクリーニングを行い、マウスにおけるTreg誘導能を評価すると共に、受容体キメラタンパク質を用いた抗炎症性乳酸菌の効率的分離法の開発を行う。開発目標は、選抜乳酸菌のおおよそ(80%)がTreg誘導能を有し、かつ選抜乳酸菌の濃度を100倍まで高めることである。得られる乳酸菌は炎症に起因する生活習慣病の軽減や、新型コロナウイルス感染症への免疫力強化に役立ち、死菌体でも有効であることから幅広く食品利用ができる。
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