水晶振動子ベースの手のひらサイズのリアルタイムPCR装置の開発

研究課題

体系的番号	JPMJTM20KK
DOI	https://doi.org/10.52926/JPMJTM20KK
研究代表者	古澤宏幸山形大学, 学術研究院, 教授
研究期間 (年度)	2021
概要	規則正しく振動する水晶振動子はその基板上に微量物質が吸着するとその質量に応じて振動数が減少する。この原理に基づき交通系ICカードサイズでナノグラムのDNAを検出できるバイオ分子センサーを開発してきた。本課題ではこの技術をPCR反応のモニタリングに活用し、手のひらサイズのツールでPCR産物を定量測定できるデバイスを開発する。核酸遺伝子を可視化できるPCR技術が手のひらサイズのデバイスで実施できることはウイルス同定など遺伝情報の可視化が身近に実現するというイノベーションインパクトがある。水晶振動子ベースの手のひらサイズのリアルタイムPCR装置を作製し、PCR反応の質量による可視化に取り組む。