体系的番号 |
JPMJTM20S7 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJTM20S7 |
研究代表者 |
藤川 茂紀 九州大学, カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所, 准教授
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研究期間 (年度) |
2021
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概要 | コロナウィルス対策研究のため、安全な細胞培養技術が必要である。しかし細胞培養ディッシュは非密閉式のため、培養液が容器外に飛散する問題がある。我々が持つナノ膜は、常圧でも、細胞培養時の気相から液体培地への酸素流入速度を大幅に上回る、高いガス透過性を持つ。これをもととなる研究成果とし、ナノ膜を培養ディッシュ蓋に組み込み、密閉式培養ディッシュを創製する。これによりガス交換と培養液飛散阻止を同時に実現した新しい細胞培養技術を実現させる。これは汚染リスクを劇的に抑制するイノベーションインパクトをもつ。実現可能性の判断に必要な目標と明らかにする方法は、本開発期間内における試作品の製作と実用性の実証である。
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