概要 | 光コヒーレンストモグラフィー(Optical Coherence Tomography,通称OCT)は,μmの分解能で生体などの被測定対象の内部構造を非接触・非破壊で測定する技術であり,医療を中心に,広い分野で注目を集めている.OCTイメージングにおいて解像度の向上を妨げる要因の一つが,多重散乱光同士の干渉によって現れる,「スペックル雑音」である.本研究では,申請者が開発した電子制御型波長可変超短パルス光源を用いて擬似的な超広帯域光を生成し,それを用いてスペックル雑音を低減した高解像OCTを開発する.また,擬似SC光の特性を最適化制御し,スペックル雑音低減と高感度・高分解能の両立を実現する.
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