体系的番号 |
JPMJTM20SX |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJTM20SX |
研究代表者 |
新留 康郎 鹿児島大学, 学術研究院理工学域理学系, 教授
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研究期間 (年度) |
2021
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概要 | 金銀合金/金パラジウム合金ナノ粒子は、MALDI-MS質量分析装置によって、それぞれの構成元素をイオン化できる。この2種類の合金ナノ粒子にそれぞれ抗体を修飾し、サンドイッチ型の抗原抗体結合を作れば、近接した2種類の粒子はパルスレーザー光で融合し、AuAgPd三元合金の形成を経て、AgPd+イオンが脱離する。AgPd+イオンは抗原抗体結合がなければ生成しないので、質量分析装置本来の超高感度性を活かした免疫検出を実現できる。本研究は全く新しい原理で動作する超高感度免疫検出プローブの提案であり、超高感度かつ迅速な免疫検出法はウイルスや疾病マーカーの検出に大きな貢献となる。
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