マイクロ流路による血中浮遊DNA状態簡易計測技術の開発
体系的番号 |
JPMJTM20LK |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJTM20LK |
研究代表者 |
早瀬 仁則 東京理科大学, 理工学部, 教授
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研究期間 (年度) |
2021
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概要 | 申請者は、血中に漏れ出したがん細胞を捉えるために、ポストアレイを有するマイクロ流路を研究してきた。血液を流路に流した際、しばしばポストアレイ部に血栓が生じ、動作不良を起こす。血栓抑制を検討する中、最近、血中に浮遊するcell free DNAが大きく影響することを突き止めた。体内での血栓とcfDNAの関係は不明な点が多いが、新型コロナ感染症の重症化要因として血栓が注目され、脳や心筋梗塞等、血栓は深刻な疾患を引き起こす。本研究では、血中のcfDNA状態とマイクロ流路に形成される血栓との関係を明らかにし、血栓症リスクを評価するための血中DNA状態簡易計測マイクロ流体デバイスの要素技術を開発する。
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