体系的番号 |
JPMJTM20PA |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJTM20PA |
研究代表者 |
上野 智永 名古屋大学, 大学院工学研究科 化学システム工学専攻, 助教
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研究期間 (年度) |
2021
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概要 | 安全・安心な暮らしへの要求はますます高まっている。日本の火災犠牲者は年間約1500名に上り、人命や財産を奪う悲惨な事故となる。これを一つでも減らすために、材料の不燃化・難燃化が求められる。新たな成長戦略グリーンイノベーションを目指す中で、高分子材料は軽量化に必須であるが、使用時・廃棄時の環境や安全性への懸念がある。使用量が多いオレフィン系高分子は燃焼しやすく、難燃化には健康や環境への影響が懸念され、さらにはリサイクルを阻害するハロゲン系難燃剤や三酸化アンチモンが必要である。申請者らは、固体酸触媒とヒンダードアミンを足掛かりに、オレフィン系高分子の熱分解を制御した新たな難燃化技術を開発する。
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