予防保全のデジタルトランスフォーメーションを可能とする産業用大型モータの劣化診断装置の開発
体系的番号 |
JPMJTM20SF |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJTM20SF |
研究代表者 |
古里 友宏 長崎大学, 工学研究科, 助教
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研究期間 (年度) |
2021
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概要 | 本研究では申請者の放電工学に関する知見を活かし,産業用大型モータの予防保全を目的としたリモート型絶縁劣化診断装置を開発する.大型モータは経済性の観点から固定子コイル端部で放電を許容する設計であるが,放電による絶縁物劣化の進行で放電はさらに活発になる.放電の活性は電気信号により計測可能であるが,様々な箇所の放電信号が重畳し,コイル端部の放電を分離できない.そのため,コイル端部の放電の活性に依存するオゾン濃度から劣化を推定する方法が適用されている.しかし,オゾン濃度の測定値は温度・湿度などの環境要因によって変動する.そこで,本研究では環境要因で補正したオゾン濃度を用いる絶縁劣化診断装置を開発する.
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