体系的番号 |
JPMJSC2114 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJSC2114 |
研究代表者 |
灘岡 和夫 東京工業大学, 環境・社会理工学院, 特任教授
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研究期間 (年度) |
2021 – 2022
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概要 | 本研究では、東南アジアを対象にした新たな統合型ネットワークに基づく沿岸域管理手法を開発することを目的とする。具体的には、日本側研究者は、実施中のSATREPS課題での革新的沿岸生態系調査手法やモデル体系に基づく統合型沿岸生態系管理手法の提案・共有を行う。英国側研究者は、Newton Fundによるグリーンカーボン生態系動態の調査実績を踏まえ、マレーシア国内での新たな流域‐沿岸域統合型調査・解析のための技術支援を行う。マレーシア側研究者は、マレーシア国内ネットワークの構築に着手する。フィリピン側とインドネシア側研究者は両国各々の国内ネットワークの構築を進めると同時にSATREPS課題発の沿岸域管理手法のマレーシアへの導入・展開の支援を行う。
SATREPS課題で開発中のブルーカーボン生態系動態調査と、Newton Fundにおけるグリーンカーボン生態系動態調査を統合化し、東南アジア地域での包括的な学術的知見を得ることに加え、SATREPS課題がフィリピン・インドネシアで開発中の全国規模の沿岸域管理ネットワークをマレーシアにも導入・展開することで、統合型ネットワークの東南アジアでの新たなコアの形成による沿岸管理手法の展開を進める。さらに、本研究課題の開始段階から、12カ国から構成される東アジア海域環境管理パートナーシップ(PEMSEA)との連携を図り、広域沿岸管理手法の社会実装を目指す。
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研究領域 | 海洋科学及び水問題等 東南アジアにおける持続可能開発 |