体系的番号 |
JPMJTR214C |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJTR214C |
企業責任者 |
小林 宏資 信和化工株式会社, R&Dグループ, 課長
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研究責任者 |
久保 拓也 国立大学法人京都大学, 大学院工学研究科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2021 – 2024
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概要 | 糖たんぱく質は、免疫等の生命活動を担うと共に医薬品や食品等で広く活用され、昨今のCOVID-19におけるウイルスの感染や増殖、免疫による防衛等にも深く関わっている。その本質的な働きの理解には、糖たんぱく質機能を司る糖鎖に基づく分離技術の開発が必要不可欠である。我々は、フラーレンやボロン酸のポリエチレングリコール(PEG)誘導体を識別基とする分離剤が糖たんぱく質を糖鎖で識別分離することを見出しており、本研究では、これら識別基の作用メカニズムを明確化し、向上させることで、同一のたんぱく質構造でありながら糖たんぱく質に内在する糖鎖の違いのみを精密に見分ける革新的な新規分離剤と分離精製法の開発を目指す。
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