体系的番号 |
JPMJRX21J1 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJRX21J1 |
研究代表者 |
宇佐美 誠 京都大学, 大学院地球環境学堂, 教授
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研究期間 (年度) |
2021 – 2024
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概要 | 人工知能 (AI) の加速度的な発展・普及に伴って、個人の自律性への新たな脅威、人間と機械との関係の変容、自律的機械から生じるリスクなど、多様な倫理的課題が発生し増大しつつある。本プロジェクトは、法哲学・社会哲学・倫理学などと工学の緊密な協働の下、AIやそれを用いたビッグデータ分析の技術開発・利活用において生起する倫理的課題を発見・予見した上で、「個人の自律性および自律的AI」と「人間-AIの関係性」という2つの観点から理論分析を実施する。また、ステークホルダーとの連携・実践を通じて、技術開発者の行動指針を策定する。AI倫理学の国際的研究水準を踏まえつつ、日本の特徴も考慮した精緻な分析を通じて、科学技術が人間・社会と調和する人間関係や社会の在り方を構想するとともに、日本社会の文脈に即した責任ある研究・イノベーションを根付かせる基礎となる行動指針の提案を目指す。
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研究領域 | 科学技術の倫理的・法制度的・社会的課題(ELSI)への包括的実践研究開発プログラム |