自家蛍光・情報処理に基づくFunctional Imagingによる細胞社会応答の解明と産業・医療への応用
体系的番号 |
JPMJMI21G8 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJMI21G8 |
研究代表者 |
野村 暢彦 筑波大学, 生命環境系, 教授
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研究期間 (年度) |
2021 – 2023 (予定)
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概要 | 微生物からヒト細胞まで、集団・組織の各細胞間の相互作用の理解が求められている。現在、組織や細胞集団(バイオフィルムなど)において1細胞の種類・状態を把握するには、GFPなどの蛍光タンパク質発現や核酸シーケンスなどが用いられているが、遺伝子組換えや細胞の破砕を伴うため、経時観察や細胞診断への適用は難しい。細胞は細胞内の代謝産物やタンパク質などに由来する自家蛍光を持っており、細胞の自家蛍光スペクトルは細胞の種類・状態を反映した「指紋」として利用できる。本研究では、顕微鏡で1細胞ごとの自家蛍光スペクトルを無処理・非破壊で取得、その自家蛍光情報スペクトルの違いをAIで解析することにより、細胞の種類・機能を推定する技術「Functional Imaging」の構築を行う。また、当技術を細胞間相互作用や有用物質細菌のスクリーニング、正常細胞とがん細胞の判別などの研究に適用し、本技術の実用性を検証する。
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研究領域 | 共通基盤「革新的な知や製品を創出する共通基盤システム・装置の実現」 |