体系的番号 |
JPMJMI21D1 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJMI21D1 |
研究代表者 |
尾崎 まみこ 奈良女子大学, 大和・紀伊半島学研究所, 協力研究員
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研究期間 (年度) |
2021 – 2022 (予定)
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概要 | 私たちは、出産間もない母子が相互交流に用いている「匂い」の効用に着目し、これを再現した香料を様々に使って、周産期母子の心身の問題解決を念頭に、そのような「匂い」の未知の価値を見出す。私たちは既に、新生児に胎内での安全・安心の記憶を喚起する「母親の羊水の匂い」、 また、母親にポジティブなケア情動を引き起こす「新生児の頭の匂い」の化学組成の同定を行い、世界で初めて調香品を作成した。本研究開発事業では、「母親の羊水の匂い」と「新生児の頭の匂い」の作用を多面的に追究する一方、調香品を用いてその作用を新生児や母親にフィードパックすることで、周産期における母子の不安やストレスの解消を目指す。さらに、その作用が母子に限ることなく、より広範に働くのであれば、あらゆる世代、あらゆる働き手にもポジティブな癒しの効果をもたらし、生きがい働きがいを高めることが期待できる。
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研究領域 | 世界一の安全・安心社会の実現「心理状態の客観的把握とフィードバック手法の確立による生きがい・働きがいのある社会の実現」 |