概要 | 今回、家庭内の位置情報と会話から、思春期児童のWell-beingに強く影響する家庭内ネットワークを可視化する技術を開発し、日常の睡眠などの生理指標の変化と合わせて、思春期児童の生涯Well-beingを支援するシステムの開発を目指す。私たちの研究グループでは、アジア初の大規模思春期コホート研究によって、思春期児童のQOLとウェルビーイングの長期的変動を得てきた。並行して、日常の活動量や睡眠、家庭内コミュニケーションの質と量に加え、内分泌、免疫、口腔内細菌叢などの生理指標の動態を解析し、様々なデータとウェルビーイングの関連性を明らかにしつつある。これらの解析をさらに高め、最終的には、個人の発達過程の多様な家庭ネットワークとウェルビーイングの長期変動の関係を明らかにし、ライフステージにわたる生きがいやウェルビーイングを支えるシステムづくりを目指す。
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