炭素循環型社会実現のためのバイオエコノミーイノベーション共創拠点
体系的番号 |
JPMJPF2104 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJPF2104 |
中核機関 |
東京農工大学
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研究期間 (年度) |
2021 – 2022
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概要 | 人類は、食料、エネルギー及び材料のほとんどを光合成により固定化された炭素に依存している。人類は、農業を発明することで狩猟社会から耕作社会への変革に成功し、大量の食料を獲得することを可能にした。しかし、現代社会は、エネルギーと物質生産で化石資源に依存した狩猟型炭素社会であり、地球温暖化やプラスチックによる海洋汚染などの問題が発生している。本拠点は、炭素耕作による炭素循環型社会の実現に向け、これまでのバイオエコノミーの“限界を超える“技術を開発し、社会に実装することを目的としている。 “持続可能なバイオマス耕作技術の確立“、“炭素耕作による材料開発技術の確立“、“ゼロエミッションバイオマス燃料供給システムの確立“、“持続可能な廃棄物フリーバイオエコミーのためのリサイクル技術の確立“、及び“炭素耕作を受容する社会の実現“の5つのターゲットを設定し、農学と工学の研究者が一体となって技術開発を行い、企業や海外の研究者と協力することで社会実装まで発展させる真の意味での共創の場を実現し、炭素狩猟型から炭素耕作型への社会の進化の基礎を築く。さらに、東南アジア諸国と連携することにより、日本発の炭素耕作技術による炭素循環型社会の実現を目指す。
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