体系的番号 |
JPMJRX21K7 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJRX21K7 |
研究代表者 |
山野 則子 大阪公立大学, 大学院現代システム科学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2021 – 2025
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概要 | 子どもの社会的孤立・孤独や社会的排除の問題として、①子どもが声をあげられず周囲が気づかない、②学校組織が教師の抱え込みを生む、③身近な支援が認識されず必要な子どもに届かない、といった問題がある。また、新型コロナウイルス感染症の流行により、保護者の就業状況の悪化、家族関係の悪化などを含め、ストレスを抱え、社会的孤立となる子どもの増加が見込まれる中、子どもの潜在化したリスクを早期に把握し、適切な支援につなぐシステム活用は喫緊の課題である。
本プロジェクトのビジョンは、子どもに安心を提供できる、持続可能な社会システムの実現である。そのための達成目標は第1に、例えば子どもが貧困を恥ずかしいことと思わなくていい環境創生、第2に、教師が個人で対処に追われない体制の構築、第3に、学校として地域資源を知り活用できるようになること、である。実施内容は以下の3点である。Ⅰ)学校においてAIスクリーニングの実用化を目指し、スクリーニングシステムによって自動的に上記のことができるようになる。Ⅱ)教育行政・教師・スクールソーシャルワーカー・スーパーバイザー・地域資源メンバーによるネットワークを構築し関与者の評価キャパシティを形成することで持続可能性を高める。Ⅲ)バックアップするために体制構築(養成講座案の作成とモデル実施、個人情報保護ボトルネック対応マニュアルの完成)を行う。
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研究領域 | SDGsの達成に向けた共創的研究開発プログラム(社会的孤立・孤独の予防と多様な社会的ネットワークの構築) |