1. 前のページに戻る

Greater Tokyo Innovation Ecosystem(GTIE)

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 大学発新産業創出プログラム(START) 大学・エコシステム推進型 スタートアップ・エコシステム形成支援

体系的番号 JPMJST2182
DOI https://doi.org/10.52926/JPMJST2182

研究代表者

渡部 俊也  東京大学, 産学協創推進本部, 執行役・副学長、産学協創推進本部長

各務 茂夫  東京大学, 産学協創推進本部, 副本部長

笠原 博徳  早稲田大学, 総長室, 副総長 兼 リサーチイノベーションセンター統括所長

柴山 知也  早稲田大学, リサーチイノベーションセンター, アントレプレナーシップセンター所長

渡辺 治  東京工業大学, 理事・副学長(研究担当) 研究・産学連携本部・本部長

辻本 将晴  東京工業大学, 環境・社会理工学院 イノベーション科学系・技術経営専門職学位課程, 教授

研究期間 (年度) 2021 – 2025
概要① 全体概要 本構想は、国際競争力の強化、スタートアップの創出や成長、GreaterTokyoの経済の持続的な発展を実現し、また、エコシステムによるイノベーションを社会に実装し、地域に還元する活動を行うことを目的とした「スタートアップ・エコシステム 東京コンソーシアム」に参画する、大学と地方公共団体、大学発イノベーションの取り組みをさまざまな形で支援する民間機関が結集して進めるものである。 SCORE大学推進型(拠点都市環境整備型)に採択されたプラットフォームを主宰している早稲田大学・東京工業大学、そして起業家の輩出などについて随一の成果を上げている東京大学の3機関による共同主幹体制とし、以下のプロジェクトを進める。 ② 実施項目ごとの概要 (1)起業活動支援プログラムの運営 本構想においてGTIEサーチファンド(GSF)を設置する。GSFは次の5つの機能を持つ。第1に「経営者人材と研究者とのマッチング(チーム形成)支援」、第2に「GAPファンド提供」、第3に「メンタリング・カスタマーデベロップメント提供」、第4に「シード出資獲得支援」、第5に「大企業とのマッチング支援」である。GTIE予算の一部を用いたGAPファンド提供を行うと同時に、新たにファンディングスキームを構築し、協力機関を中心とした民間企業からの資金提供を受け入れる。GTIEがファンドマネージャを設置し、GAPファンドの募集・選考・審査・運用、そして伴走支援を行う。民間資金に係る受け入れや支援のファンディングスキームも今後検討する。 (2)アントレプレナーシップ人材育成プログラムの開発・運営など EDGE-NEXTプログラムで主幹機関を務めている東京大学、早稲田大学がそれぞれ実施しているプログラムを総動員し、本構想のステイクホルダーにシームレスに提供でき、コンソーシアムの受講を希望する全ての者がプログラムを受講できる体制を目指す。特に東京大学では1)研究成果や技術を新産業創出に結び付けるマインドおよびスキルを持つ研究者やエンジニアの育成、早稲田大学では2)小中学高校生への教育プログラム、3)東京外の地域も含めた社会的課題の解決に係るプログラム、を共同機関・協力機関などに広く展開する。また、海外機関との協働プログラムや、仮説構築・検証などの手法において国際通用性の高いプログラムに重点的に取り組む。 (3)起業環境の整備 GTIE主幹機関の一つである東京工業大学の田町キャンパス(キャンパスイノベーションセンター東京:CIC)の2階から4階の一部を用いてインキュベーション・アクセラレーション機能を持つGTIE活動拠点を形成し、専門家・メンターの配置、コミュニティスペースの運用、ラジオブース、フリー席、オープン席の活用を行う。さらに懇談会、イベント、起業支援セミナー、アイデアソン、ワークショップなどを短サイクルで実施し、コミュニティの活性化を継続的に行う。また、スタートアップが入居可能なオフィスの賃料をエクイティで支払えるようにするなど制度・ルールの検討・提案を行い、インキュベーション施設運営と連携した活動を展開する。 (4)拠点都市のエコシステムの形成・発展 GTIEおよび東京コンソーシアムの参画機関のネットワークを相互接続し、特に海外ベンチャーキャピタルやアクセラレーターなどとの協業・イベントなどを積極的に進め、ユニコーン創出の確度を飛躍的に高める。本事業においては早稲田大学の国内外のグローバルネットワークを主としつつ、東京大学・東京工業大学や共同機関などのネットワークを総動員し、協力機関に名を連ねている海外組織や民間のイノベーション・コミュニティ創出支援組織と密に連携し、GTIEのコミュニティを形成し、発展させていく。

URL: 

JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2022-01-06   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

サービス概要 よくある質問 利用規約

Powered by NII jst