環境適合性を向上させた水素適合シール材料:多様で安全な水素サプライネットワーク構築を支える基盤技術の探求
体系的番号 |
JPMJSC2121 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJSC2121 |
研究代表者 |
澤江 義則 九州大学, 大学院 工学研究院, 教授
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研究期間 (年度) |
2022 – 2024
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概要 | 本研究は、液体水素と高圧水素ガスに対して確実な密閉性(シール性)を発揮し、優れた低摩擦性・耐摩耗性を示し、かつ環境適合性も向上させた樹脂ならびにエラストマーを、水素適合シール用先進材料として探求する。特に、水素サプライネットワークの多様性、長期的な安全性と健全性の鍵となる、静的ならびに動的シール要素への応用を目指す。企業メンバーにより提案された候補材料について、日本側は高温高圧水素ガス環境において、ドイツ側は液体水素環境において耐久性を評価する。また液体水素と高温高圧水素ガス中の接触・しゅう動界面での現象支配メカニズムを抽出する。熱力学的に両極にある水素中での知見を総合することで、極限条件下の水素に対するシール技術を確立するとともに、これを企業メンバーにフィードバックし、候補材料のさらなる改善を行う。
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研究領域 | 水素技術 |