体系的番号 |
JPMJMI22E1 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJMI22E1 |
研究代表者 |
宮城島 進也 情報・システム研究機構, 国立遺伝学研究所, 教授
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研究期間 (年度) |
2022 – 2026 (予定)
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概要 | 微細藻類は農作物と競合しないグリーン産業としての利用が期待されるが、藻類捕食者等の混入増殖や培養密度が低いことなどが原因で生産コストが高く、その利用は高価なサプリメント等に限定されている。また、淡水で培養されるが、世界規模での淡水不足により生産拡大が困難である。ゲノム編集等の品種改良法が確立していないため、新規利用形態の開拓も困難である。本研究開発課題では、硫酸酸性温泉より単離した微細藻イデユコゴメ(出湯小米)を、酸性化海水中で高密度に屋外培養する技術を開発し、微細藻類の生産コストを大幅に削減する。さらに、生産される藻体を水産養殖用飼料として利用する技術に加え、イデユコゴメのゲノム編集技術を用いて、生体機能性物質を生産する技術を開発する。本開発により、微細藻類の利用規模拡大、その有効活用によるCO2削減(3,200万t / 年・世界)、安定した食糧生産、人や動物の健康増進を目指す。
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研究領域 | 地球規模課題である低炭素社会の実現「「ゲームチェンジングテクノロジー」による低炭素社会の実現(本格研究)」 |