体系的番号 |
JPMJMI22D2 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJMI22D2 |
研究代表者 |
松本 和彦 大阪大学, 産業科学研究所, 特任教授
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研究期間 (年度) |
2022 – 2026 (予定)
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概要 | 本研究開発では、感染症における原因ウイルスの種類を迅速に同定して救命率の向上を図ることを目指し、多種類のウイルスを同時に即時にその場で判定できる高感度検出システムを実現する。具体的には超高感度特性を有するグラフェン電界効果トランジスタを集積アレイ化し、バイオインクジェットプリンターを用いて個々のトランジスタに、ウイルスが選択的に結合する複数種類の抗体や糖鎖を修飾する。これを用いて多種類のウイルスやその亜型、人感染性を、ウイルスサンプルの採取後、その場で数十分以内に電気信号で判定できるシステムを構築する。さらに社会における感染防御率を飛躍的に向上させる為、誰でも毎日家庭で簡易にウイルス検出をできるように、唾液から直接高感度にウイルスを検出できる簡易検出システムを開発する。また安全な生活空間を現出させる為、生活空間のウイルスの有無を呼気や大気中から検出できる基本技術を開発する。これらによりヒト感染性ウイルスの存在と種類を即時に計測してその危険性をいち早く判定し、感染拡大によるパンデミックを未然に防ぐことを可能とする。
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研究領域 | 世界一の安全・安心社会の実現「生活環境に潜む微量な危険物から解放された安全・安心・快適なまちの実現(本格研究)」 |