核酸やタンパク質を細胞内に高効率に運ぶ変幻自在ポリマー
体系的番号 |
JPMJTR22U3 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJTR22U3 |
研究責任者 |
東 大志 熊本大学, 大学院先導機構, 准教授
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研究期間 (年度) |
2022 – 2024
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概要 | 代表者はこれまで、ゲノム編集分子である Cas9 RNP の複雑なかたちや電荷分布を認知して変形し、高効率に複合体を形成可能な「変幻自在ポリマー」を開発した。さらに改良を重ね、最終的にエンドソーム脱出能や Cas9 RNP 放出能を具備する変幻自在ポリマー (5G) を構築した。5G は理論上、Cas9 RNP のみならず様々な化合物と複合体を形成し、細胞内に導入・放出可能なはずである。そこで本課題では抗体、siRNA、メッセンジャー RNA (mRNA) など、様々なバイオ化合物に対する 5G の有用性を検討するとともに、構造最適化を施し 6G も開発する。本課題を通じて、あらゆる化合物を容易に細胞内に導入可能な未来の実現を目指す。
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