体系的番号 |
JPMJTR22U9 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJTR22U9 |
研究責任者 |
上平 正道 九州大学, 大学院工学研究院, 教授
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研究期間 (年度) |
2022 – 2024
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概要 | ヘパリンは5〜50kDaの分子量をもった特徴的な構造を有する硫酸化多糖鎖であり、抗血液凝固剤として血栓症の予防などで臨床的に大量に使用されている。医薬品ヘパリンは、ブタ腸などの動物組織から調製されているが、不純物混入による医療事故が生じたことから新しい供給方法の開発が重要な課題となっている。本提案では、医薬品タンパク質生産の宿主として多用されているCHO細胞を、遺伝子操作によるセル・エンジニアリングで改変することで、ヘパリンと同様の構造および生理活性を有する糖鎖を生産する技術を開発する。細胞培養によって生産させることで安定生産および品質制御が可能となるため従来法にかわる画期的な方法となりうる。
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