数理的社会情動能力の発達を促進するAIエージェントシステムの開発
体系的課題番号 |
JPMJMI22J3 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJMI22J3 |
研究代表者 |
寺田 和憲 岐阜大学, 工学部, 准教授
|
研究期間 (年度) |
2022 – 2024 (予定)
|
概要 | 社会情動能力は「長期的目標の達成」「他者との協働」「感情の制御」を可能にする能力であり、IQによって計測可能な認知能力と対比され、客観的計測、定量化が難しい非認知能力と言われてきた。それに対し、本研究開発では、ゲーム理論、進化心理学、社会心理学、認知科学、アフェクティブコンピューティング、人工知能の分野の複合的知見により、本来見えない相手の心や相手との関係を数理的に読み、社会関係を数理最適化する能力、すなわち数理的社会情動能力を算数能力と道徳能力をハイブリッドした能力として定義する。我々は科学技術立国を実現するSTEM能力と同様に、社会構成員が数理的社会情動能力を備えることが重要であると考え、AIエージェントとの社会的インタラクションの中で、子どもがその能力を習得できるシステムを開発し、介入効果およびウェルビーイング向上に資するかどうかを検証する。
|
研究領域 | 個人に最適化された社会の実現「他者とのインタラクションを支えるサービスの創出」 |