発電と農業を融合した太陽光エネルギー有効利用システムの開発
体系的番号 |
JPMJMI22I1 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJMI22I1 |
研究代表者 |
家 裕隆 大阪大学, 産業科学研究所, 教授
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研究期間 (年度) |
2022 – 2024 (予定)
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概要 | 農林水産分野において、農業生産の増大を図ること、および、化石燃料に代
わるエネルギー源を創出することが社会的課題である。現状では、シリコン太陽電池を用いたソーラーシェアリングが用いられているが、全波長域の光エネルギーを農業と発電で分け合うこと、重いため設置用の架台設備が必要なことが課題である。この状況において、本研究開発では、軽量・フレキシブルに加えて、吸収波長を自在に制御できる有機太陽電池の特徴を活かして、植物の光合成に不要な緑色光と近赤外光を発電に用いる『波長選択型有機太陽電池』を実現することで、農業用ハウスへの搭載に適した新機軸のエネルギー源を創出する。これにより、農地を食料の生産拠点だけでなく、エネルギーの供給源としても活用することで、エネルギー問題の解決、食料自給率の改善、さらには都市における農業の活性化につなげることができる。
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研究領域 | 顕在化する社会課題の解決「持続可能な環境・自然資本を実現し活用する新たな循環社会システムの構築」 |