概要 | 保育や介護などの人が関わるケアの現場は、個人情報が多くセンシティブな環境であるため、第三者が自由に出入りすることは難しい。一方、現場の課題解決を行うためには、現場の状況・環境をしっかり観察し深く理解することが必要である。そこで本研究では、ケア現場の状況・環境を再現したメタバースを構築し、メタバース上で現場の課題発見・解決策創出を行う方法論を確立する。保育士・デザイナー・技術者がヘッドマウントディスプレイを被り、メタバース内で共に課題解決できるようにする。また、多様な立場の参加者が共創に参加しやすくなるよう、メタバースと現実の行き来を容易にする技術の開発を行う。本研究で取り組む開発項目は以下3点である。(1)ケア現場の環境・状況を効果的にメタバース上で再現・提示する手法を確立すること、(2)同メタバース内での共創方法を確立すること、(3)メタバースと実空間の行き来を容易にする共創環境を実現すること
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